1年経ちました‼‼‼
今月の末でコレクション形式から展示会を開催せずイレギュラーに作品発表する"Re-start COLLECTION"と題したスタイルに切り替えてから約1年が経ちました。
これと言って変わったことはないのですが、先日新しいアウターが仕上がりました。今新作のシャツが縫製加工の段階なんですけど是非そのプロセスが自分のなかでちょっと印象的だったので現物より先にここで綴っておきたいと思いまして。
そのアイテムのあるディティールの部分で非常に迷っている部分があってどうしても答えが出ず、何週間かずっと迷ってて。
あるとき気づいたのが「これはもうデザイン上の答えではなくて自分のデザインに対する考え方なのでは?」と思うことがあって。
いくつか箇条書きにして自分のデザインでの構えとか、考え方とかの違和感を数点挙げてみました。
●根本からどういうデザインをしたいのか?
●ブランドの骨組みであるスタンダードをベースにオルタナティブなものを本当に作りたいのか?
●どういうデザインを自分にとって個性的と捉えているか?
●自分の持ち味をどう生かしたいのか?自分のアイデンティティがデザインに反映されているか?
●自分にとってバランスのとれたデザインとは?
●自分のデザインを俯瞰でみれているか?
●なによりも新しい発信スタイルに則って自分のペースで競争心を持たずデザインを楽しんでいるか?(ここ、一番大事でした)
これらの点を自分のなかで問いかけてみた。また、やはり自分は個性の塊でいたい。ファッションデザインってあらゆる面で少しブッ飛んでるくらいがちょうどいいのでは?また、「自分は自分」という思いで"時間"と"周囲のペース"や"SNS"というものに向き合ううえでとらわれず自分のペースを貫くことがこんなにも難しいとは思わなかった。
この一線を越えれば前に進めるかも。
スタンダードなデザインを選ぶと安心してしまう自分が非常に嫌悪感があるのも事実。
ファーストサンプルを作るなかでデザインの2通りのディティールで迷っていて比率が"6:4"だとして"6"に傾いていても心のどこかで"4"の方がどうしても気になってしまう。"7:3"だとしたら"3"を大切にしたい。
いい意味か悪い意味かわからないがマイノリティを大事にしてしまう。
今回は"6:4"の"4"、"7:3"だったら"3"を選んだわけです。
やはりデザインする上での構えとか考え方とかが今のところネックなのは事実だ。
デザインもなんでもだけど生地でもいい、グラフィックでもいい、縫い方でもいい、全体のバランスでも……。どこかしらにビザールな要素があってなんぼだと思っています。またはデザイナーの経歴、ブランドのバックグラウンド、ちょっとしたデザインした服の制作秘話だったり、、、。
僕のバックグラウンドなどに関しては下記のリンクをご覧あれ。
出来上がり、お楽しみに!
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